腎臓内科

更新日: 2024年4月 2日

診療科の特色

糖尿病、高血圧などに合併する慢性腎臓病から急激に腎機能障害が進行する急性腎不全や急速進行性糸球体腎炎など、あらゆる腎疾患に対応して検査、加療を行っています。持続性の蛋白尿があれば腎生検の適応を評価し、当科にて腎生検を行っています。

腎不全末期では血液浄化療法の適応を判断し、血液透析を希望された患者さんには当科にて透析用シャント設置術を施行、腹膜透析を希望された患者さんには当院消化器外科の応援を得て腹膜灌流用カテーテル留置術を行います。また最近では透析導入前に生体腎移植を行うことが可能となっており、ご相談いただければ当該施設への紹介も行っています。

透析導入の際は基本的にクリニカルパスを使用し、担当の看護師を割り当てて、10日間の入院で透析に関する一般的な知識や注意点を学んでいただきます。透析のシャントトラブルに対し、地域医療連携室を通して他院で透析を行っている患者さんの予約を受け、シャントPTAやシャント再建術などを行っています。

※初診は、地域医療連携室を介した「紹介予約制」です。

診療内容・実績など

外来患者数 :

【腎臓内科外来】約180名 / 月
【腎二次検診外来】約30名 / 1シーズン
【維持透析】血液透析 約60名
      腹膜透析 3名
尿検査異常から末期腎不全まで幅広く診る事で、腎疾患拠点病院としての役割を果たせるよう、日々の診療に努めています。
また、2015年度より、新宮市保健所と協力体制の下で新宮市の集団健診に対する腎二次検診を当科にて開始しました。

医療設備(血液浄化室):

血液透析30床 持続血液濾過透析装置2台 LDL吸着療法用血液浄化装置 1台  血漿交換用血液浄化装置1台

当科で実施している手術:

  • 内シャント設置術(自己血管、人工血管)
  • 血栓除去術
  • 感染人工血管抜去術
  • 長期留置型透析用カテーテル挿入術
  • シャントPTA(percutaneous transluminal angioplasty:経皮的血管形成術)
  • 腹膜灌流用カテーテル留置術

シャントPTA及び手術件数は、県下でもトップクラスの実績を誇ります。
新規の血液透析導入患者さんに対する内シャント設置術は、外来での日帰り手術も行っています。

内科(腎・透析)

診療スタッフ

龍田 浩一 部長
篠﨑 宏光 医長
石本 杜樹 医員

 

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