新型コロナ感染症は和歌山県下では2021年に入り、良くコントロールされ、収束方向へ向かっているようでありましたが、2021年7月下旬から、新たな感染者が増加し、新宮保健所管内でも患者が発生しております。多くが他圏域由来の患者から濃厚接触者として発症し、その周囲に小規模のクラスター、あるいは家族内感染しております。
新宮市立医療センターはPCR検査、簡易PCR検査機器を設置し、有症状・無症状の濃厚接触者および緊急入院を要する発熱患者に対し、感染者を判定できる体制がとれています。
なお、当院の感染者収容病床は20床から現在32床まで増床し、新宮保健所管内で発生した患者は有症状・無症状に関わらず、当院での入院対応となります。
患者が重症化するかどうかの判断は、毎日の病状観察、酸素飽和度、胸部CT検査、血液検査等で行われ、コロナ感染病床では医師・専従の看護師が診療に当たっています。新宮市立医療センターでは、重症に陥る前に、レムデシビル(ベクルリー)、デキサメタゾン、バリシチニブ(オルミエント)、抗体カクテル(ロナプリーブ)<※括弧内は製品名>などを早期に使用する方針です。重症者にはECMO、呼吸器装着治療する準備はありますが、マンパワーに限りがあり、田辺市、和歌山市の専門病院へ転送する状況であります。幸い、患者さんの症状は軽症、無症状が多く、重症になられた方はおりません。病状が安定し、PCR検査陰性化、入院7日を目安として、退院できています。
新宮市立医療センターではコロナ感染患者だけでなく、通常の傷病患者かつ救急患者に対する診療を続けなければなりません。日々の感染者が軽症で6人程度までであれば、新宮医療センターの検査体制、入院体制で持ちこたえられると考えます。これが毎日10人以上、重症者、あるいは認知症、透析、脳血管障害後遺症等を合併する患者となるとたちまち、入院体制の維持が困難となります。
そうなる前に、
①皆様には、新型コロナワクチン接種を可能な限り多数の方に受けて頂きたいと考えます。
ワクチン接種で重症に陥ることはごく稀であり、死亡者はほぼ無くすことができると報告があります。しかしワクチン接種の後も新型コロナ感染はおこり、無症状~軽症で感染したことがわかりにくくなります。
そこで皆さまには、
②ワクチン接種後も可能な限り他圏域への移動を自粛し、3密になる状況を避けること、多人数での会食、飲酒を控え、自宅での静かな食事、マスク着用、手洗い励行を続けて頂きたいと考えます。
ワクチン接種が人口全体の7~8割に達すると、集団免疫が働き、蔓延状態は落ち着くといわれ、その後は通常の季節性インフルエンザと同様な定期的ワクチン接種で感染コントロールはできるといわれています。
新宮地域でのワクチン接種は新宮市当局、新宮市医師会、新宮市立医療センターの協働作業で10月中旬を目処に完了する見込みであり、引き続き3部門協働でこの難局を乗り越えたいと考えておりますので、今しばらく皆さまの自粛をお願い致します。
新宮市立医療センター 院長 中井三量
当センターでは、新型コロナウイルス感染症が全国的に流行していることから、
感染防止のため入院患者さんへの面会を禁止させていただきます。
ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、みなさまのご理解、ご協力をお願いいたします。
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から中止とさせていただいておりました健康診断及び人間ドック、乳がん検診を令和4年4月から再開いたします。
尚、新型コロナウイルス感染拡大状況に応じて中止させていただく場合もございますので、ご了承のほどよろしくお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症が国内で拡大していることから、
当面の間、当センターへ診療予約されている慢性疾患の方(体調にお変わりのない方)を対象に、
令和2年5月7日(木)より電話による受け付けを開始いたします。
電話による薬の処方を希望される方は、
診療予約日3日前から前日までの午後3時から午後5時までの間に診療科へ電話でお問い合わせください(平日のみ)。
新宮市立医療センター:TEL 0735-31-3333
新型コロナウイルス感染症は、無症状ウイルス保有者あるいは潜伏期に手術をした場合、肺炎の重症化や生命に危険を及ぼす可能性があります。
当院では、安全に手術ができるよう、また新型コロナウイルス院内感染防止対策のため、全身麻酔手術を受けられる患者さんを対象に、手術前PCR検査による陰性確認を実施しております。
ご理解・ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
令和4年1月26日より、小児科を受診される方で発熱症状がある場合は、事前に検査を行いますので、来院前に小児科外来まで連絡をお願いします。
また、こちらに該当する場合も小児科外来まで連絡をお願いします。
(選定療養費をご負担いただく場合があります)
連絡先:0735-31-3333(小児科外来まで)
令和4年度診療報酬改定により、一般病床が 200 床以上の地域医療支援病院である当病院では、紹介状なしで初診で受診する場合などに患者さんに下記の金額をご負担いただきます。
紹介状をお持ちでない初診の患者さんにご負担いただく金額
令和4年10月1日から | |
医科 | 7,700円 |
歯科 | 5,500円 |
(上記金額には消費税が含まれています)
当病院から他の医療機関へ紹介を行う申し出をしたにも関わらず、患者さんの希望で当病院を継続受診する場合に、受診の都度ご負担いただく金額
令和4年10月1日から | |
医科 | 3,300円 |
歯科 | 2,090円 |
(上記金額には消費税が含まれています)
産婦人科医師の不足により分娩予約を休止しておりましたが、
6月から常勤医が3名となり、体制が整いますので、分娩予約・妊婦検診を再開します。
対象となるのは、下記の方です。
里帰り分娩を希望される場合は、新型コロナウイルス感染症対策として、
帰省先での待機期間(10日間)をお願いしておりますので、ご了承ください。
上記に該当し、他の医療機関を受診中の方が医療センターでの分娩を希望される場合は、
受診中の医療機関と相談の上、地域医療連携室を通じて予約をお願いします。
お問い合わせ先
0735-31-3333 新宮市立医療センター
当院では、毎週水曜日に白浜はまゆう病院から医師の派遣を受け乳腺外来を行っておりますが、
最近では診察を希望される患者さんが急増し、診療体制がひっ迫している状況にあります。
そのため、令和4年10月26日より診察を希望される方は、事前にご予約いただく体制に変更いたします。
診察を希望される場合は、平日午後3時以降に患者本人様から外科外来受付にお問い合わせください。
ご理解・ご協力をお願いいたします。
新宮市立医療センター
新宮市立医療センターでは、乳腺外科医師を募集しております。
職種 | 医師(常勤) | 医師(非常勤) | |
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診療科 | 外科(乳腺外科) | ||
待遇 | 勤務時間 | 月~金 8時30分~17時15分 | 月2回程度(応相談) 8時30分~17時00分 |
給与 | 免許取得後5年目 1,500万円程度(年額) 免許取得後10年目 2,000万円程度(年額) ※あくまでも目安です。 |
1日80,000円~120,000円(経験年数による) 時間外手当等 別途支給あり |
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宿舎 | 有(有償) | 必要に応じて前泊・後泊を準備します。 | |
休暇 | 土曜日、日曜日、祝日 年末年始 夏季休暇 年次有給休暇 |
-- | |
学会出席 | 可能 出張扱い 費用支給(上限あり) | -- | |
赴任手当 | 有(引越し費用 上限あり) | -- | |
その他 | 院内保育所あり | -- | |
問い合わせ | 〒647-0072 和歌山県新宮市蜂伏18-7 新宮市立医療センター 庶務課 TEL: 0735-31-3333 FAX: 0735-31-3337 Mail: メールでのお問い合せはこちらまで |
平成26年4月1日から敷地内禁煙になっております。ご協力お願いします。
患者さんに対するお電話での問い合わせにはお答えできない場合がありますのでご了承ください。
当院は、管轄保健所と連携を取りながら、重点医療機関として外来・入院診療に24時間対応しています。
~ 分娩予約再開について病院長コメント ~
当院産婦人科医師体制について、本年3月での前部長退職に伴い、診療の制限と分娩中止に至り、新宮市及び地域住民の皆様ならびに地域医療を担う病院産婦人科と産婦人科医家の皆様にはご迷惑、ご心配をおかけしました事、誠にお詫び申し上げる次第です。
産婦人科常勤医3名を確保すべく、当院幹部、新宮市長及び当局、新宮市議会、県議会の皆様の活動があり、加えて新宮市民及び地域住民の方々のご要望、ご署名に後押しされて、医師獲得活動を続けて参りました。和歌山県の積極的なご判断、ご尽力があり、東京慈恵会医科大学産婦人科のご厚意を得て、4月1日を以て産婦人科部長をお招きする事ができました。
さらには、近畿大学出身の医師1名を6月よりお迎えし、従前常勤の医師1名を含めた常勤医3名体制が整う見込みです。週末の産科当直に対し、慈恵会医大、近畿大学、和歌山県立医大の各産婦人科医師及び、当院奉職経験のある医師の派遣が可能となり、当院産婦人科・分娩体制は皆様に安全、安心して受診していただけるものとなったと存じます。
各医師の勤務すりあわせを適切に行ない、安全に十分注意して、妊婦様の状態に配慮しつつ、本年6月より産婦人科本格診療、分娩予約再開となる予定であります。
皆々様の多大なるご配慮、ご尽力に衷心より御礼、感謝申し上げる次第です。
新宮市立医療センター 院長 中井三量