当センターについて

院長挨拶

病院長 平成28年11月1日付けで新宮市立医療センター院長を拝命致しました中井三量(なかいみつかず)と申します。これまで当医療センター脳神経外科部長、副院長として診療及び院長補佐の役割を微力ながら努めてまいりました。この度、開設者である田岡実千年市長から、20年の長きにわたり当医療センターを牽引してこられた前任の三木一仁院長の後を継ぐべく院長職を命ぜられました。当センターを取り巻く情勢は厳しく変動的ですが、これまでの病院運営方針を基本的に踏襲し職を全うする所存です。

 新宮市立医療センターは新宮市、東牟婁郡の新宮保健医療圏に加え、田辺市本宮町、奈良県十津川村、三重県熊野市及び南牟婁郡からの広範な地域の人口約12万人の医療対象者を受け持ち、急性期病床を中心としつつ、地域包括ケアー病棟を含む304床を擁しています。この体制や機能を維持充実していくためには、当センター自体の工夫、努力並びに行政の支援が不可欠ですが、周辺医療機関や医師会、介護施設との協力体制、さらには地域住民の皆様や報道機関による御協力、ご支援をお願いするものであります。
 これからの新宮市立医療センターはどうあるべきか。私が考える3つのことを 挙げておきます。
 
1.病院で働く職員一人ひとりに、「新宮市立医療センターは自分の病院である。」という意識を持って欲しいと考えます。当センターが医師、看護師、コメディカル、事務職員に対し何か妙案を与え、全てについて指導し、改善を進めるものではありません。その時々に応じ各スタッフ自らの最善、最高を当院に提供して頂きたい。今この病院でベストを尽くせないなら、他の職場へ行っても各自の状況が良くなることなどありません。    
 具体的には、救急や紹介患者さんを断らずに、まずは診療すること。専門科診療必要かどうかは診察してみなければわかりません。救急部門は専従専門医招聘を見据え、医師間の負担には重みを考慮して均一化を図り、さらには専任救急マネージャーの設置を検討していきます。他院で苦慮している患者さんを当地域の「最後の砦」と言われる当センターが引き受けることは、当然であり基本です。
 
2.周辺医療機関、医師会、介護施設、地域住民の皆様も、当院スタッフと同様に、「新宮市立医療センターは自分たちの病院である。」という意識を持って頂きたい。医師、看護師、コメディカルと対峙・対立するのでなく、地域全体として患者さんを支え、当院スタッフをも支えるという意識です。
 具体的には救急医療の軽症者は他院や開業医への受診をお願い致します。かかりつけ医を普段から持って頂き、当院への受診必要な病態をいち早く見つけ、ご紹介をして頂く。それにより当センターでの専門的診断、治療につなげます。さらに、当センターに不足する診療科医などの状況を当地域の声として、広く発信して頂く事も必要です。
 
3.当院スタッフと、地域の皆様の情報交換・交流をより活発にします。
 これまでも当院は地域医療支援病院の運営委員会を定期的に行っております。また看護師、専門科医師によるセミナーなども実施しています。今後はさらに、当医療センター医療スタッフが地域住民の皆様のところへ出前して、健康医療講座や専門科治療講座などを身近に開催することを進めます。加えて、救急初期対応、災害時医療対応等の講座を開き、様々な訓練への参加も推進いたします。
 これらにより、地域の皆様には顔の見える病院スタッフを身近に感じて頂き、私ども医療センタースタッフは一丸となって、「この地域になくてはならない病院」としての役割や責任をはたすべく努力を重ねてまいります。今後とも新宮市立医療センターをよろしくお願い致します。
 
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