呼吸器外科・心臓血管外科
更新日: 2024年4月 2日
診療内容・実績など
呼吸器外科
概要
2020年3月より呼吸器外科は非常勤となり、2週間に1回(金曜日)のみ診療を行っています。手術が必要な場合は、近隣病院(呼吸器外科常勤体制)に紹介いたします。
心臓血管外科
外来患者数
約180名 / 月
心臓血管外科領域では、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)、心臓弁膜症、先天性心疾患(成人)、大動脈疾患(真性大動脈瘤、解離性大動脈瘤)、末梢血管疾患(閉塞性動脈硬化症)、静脈疾患(静脈瘤)などの疾患を扱っています。
令和4年度 手術実績
心臓・胸部大血管手術症例:49例
- 虚血性心疾患 33例:単独冠動脈バイパス術 29例(内、オフポンプバイパス術 19例)、左室形成術 2例、左室破裂修復術 2例
- 心臓弁膜症 13例:大動脈弁人工弁置換術 10例(内、冠動脈バイパス術併施 3例)、僧帽弁形成術 3例
- 胸部大動脈瘤 3例
腹部大動脈瘤:9例
末梢動脈疾患:5例
下肢静脈瘤:4例
過去3年間(令和2年度から令和4年度)の手術実績
虚血性心疾患:76例
心臓弁膜症:50例
胸部大動脈瘤:12例
腹部大動脈瘤:17例
末梢動脈疾患:15例
下肢静脈瘤:9例
主な対象疾患
呼吸器外科
原発性肺癌、転移性肺癌、自然気胸、嚢胞性肺疾患、胸腺腫、縦隔腫瘍、膿胸、肺化膿症、肺良性腫瘍ほか
心臓血管外科
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虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)に対しての外科治療(冠動脈バイパス術)
可能な限り、人工心肺を用いない心拍動下手術(オフポンプバイパス術)を選択し、手術の低侵襲化を図り、早期離床・退院を目指しています。 -
心臓弁膜症(大動脈弁狭窄症、大動脈弁閉鎖不全症、僧帽弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症 など)の外科治療
特に僧帽弁疾患に対しては、可能な限り、自己の弁を温存する弁形成術を行い、術後の生活の質の向上を目指しています。 高齢化に伴い、大動脈弁狭窄症に対する手術が増加しており、平成27年度は12例中5例が80歳以上(最高92歳)でした。全例合併症なく退院されました。 -
大動脈疾患(真性大動脈瘤、解離性大動脈瘤)の外科治療
人工血管による置換術を基本としております。近年適応が拡大しつつある血管内治療 (ステント挿入術)については、当センターでは施行していませんが、場合により、関連施設に紹介することも行っています。 -
末梢血管(閉塞性動脈硬化症)の外科治療
人工血管あるいは自己静脈によるバイパス術(血行再建術)を行っています。 -
静脈瘤の外科治療
静脈抜去術(ストリッピング術)を基本術式とし、症状の軽度なものは外来にて小切開で抜去する方法や硬化療法も行う事があります。当院ではレーザー治療は行っておらず、希望されるかたは関連の専門施設に紹介することも行っています。
診療スタッフ
小野田 幸治 | 心臓血管外科部長・副院長 |
西岡 武彦 | 心臓血管外科部長 |